電気の無駄を省く!自動電圧制御装置MXVR

MXVRとは

自動電圧制御装置(Fully Automatic Voltage Regulator) “MXVR”は,
日本のトランスメーカーが1998年に,永年に亘り蓄積してきた
トランス技術にコンピュータ用安定化電源の技術を加えて開発した
画期的な受電設備用の電圧安定化装置です。

以来,国内はもとよりアジアを中心とした海外で販売され,
これまで約5万台の納入実績があります。

弊社では2008年に,この“MXVR”の特許,製造販売権,商標など全ての権利を取得し,
新会社として同製品の製造・販売をスタートしました。


MXVRで出来る事

電力会社では,需要の変動にかかわらず常に末端まで必要な電気を供給しなければならず,
そのため実際には定格以上の高めの電圧を流しています。

しかも,電圧は常に変動し,一定ではありません。
特に電気のインフラが未整備であったり,需給バランスの悪い国,
地域では電圧変動が顕著です。

大きな電圧変動は,頻繁に停電を招くほか,
負荷(電気器具・機械)の異常や誤作動,故障,破損など様々な問題を引き起こします。

また,電圧が高い場合は,負荷に大きな負担がかかり,
時には火災などの重大事故に発展する恐れもあります。

“MXVR”は,大きく変動する電圧をコンピュータ制御により適正電圧に安定化させ,
電気設備や負荷への負担や危険を減らし,正常に作動できる環境を創り出します。


日本

“MXVR”の電力削減効果は,
日本国内はもとよりアジア地区では高く評価され,
これまで三井物産,住友商事,三菱商事など大手商社が代理店として
省エネプロジェクトを展開し,多方面で導入されてきました。

日本国内でのユーザーは、
小田急電鉄、トヨタ自動車,富士フィルム,三菱電機などの大手企業をはじめ
公共施設,ホテル,病院,学校,ショッピングセンター,コンビニチェーンなど
あらゆる分野の業種に広がっています。

中国・アジア諸国

中国では,政府関連施設をはじめ
今や世界第2位の中国建設銀行,国立有名大学である清華大学などに導入されています。

タイでは,住友商事がESCO事業を展開する中で“MXVR”を販売し,
有名ホテル,工場,セブンイレブンチェーンなどに導入してきました。

シンガポールではフランス最大の電気会社Schneider(シュナイダー)電気が代理店として
STマイクロ社(半導体メーカー)の工場に導入し,好結果を得ています。

こうした中で,“MXVR”はアジアマーケットにおいて高い評価と信頼を勝ち得てきました。
その一方で,市場に目を付けた他社が類似品や模造品を製造し,
現在ではアジアマーケットにおいて中国製,韓国製,ドイツ製なども含め
十数社の電圧制御装置が出回っています。

しかし,高い技術力と豊富な実績に裏打ちされた“MXVR”の評価は揺ぎ無く,
アジアマーケットにおいては“MXVR”のブランド名が電圧制御装置の代名詞にさえなっています。

日本

日本では、東北大地震と原発の事故により、
電力が不足して、節電の動きが一機に広がっています。

昨年から今年に掛けて、大手電鉄会社グループ、
アジア展開では最大手スーパーチェーン、大手電気設備工場への導入など、
昨年からの需要の高まりは非常に大きい物を感じています。

日本では、省エネルギー政策の動きが今非常に活発に行われています。
原子力発電所が難しくなった、この世の中では、
省エネルギーの波は尽きることの無い、最重要なテーマです。

中国

そして世界的にCO2削減のニーズが高まる中で,
“MXVR”のマーケットも広がりを見せてきています。

最近では,マカオの大型カジノホテル1号機の納入が終わり,
同ホテルでは今後,100台の導入を予定しています。
また,日本の大手電機メーカー,シャープのマレーシア現地法人に導入の結果、
10数%の節電が出来ました。

また住商中国・食品倉庫への導入が決定したほか,
中国・大連の港湾施設への実績を元に,
現在,大型港湾クレーンへの設置について検討が進められています。

アジア諸国

シンガポールの高級百貨店,フィリピンの国営電力会社や工業団地への導入が
具体化しつつあります。

国連環境計画との連携で環境活動を行っている地球環境平和財団が
タイでのMXVRの推薦をしていただきました。

弊社の節電は、電気料金の削減とともに、CO2排出減をもたらし、
その分排出権の販売を出来ることになり、これの利益がプラスされます。
この点が非常に注目されています。

他国でも電圧制御装置と言われる機器は多く存在しております。
ですが、技術的に本当に安定した電圧制御が出来る機器は非常に少ないのが現状です。

正直な所、他国の製品で同レベルの製品はほとんど無いといっては過言ではありません。

日本製で品質の高い製品は他にありますが、
主に日本国内を中心に販売で開発された製品ですので、
電気供給が安定している地域でのノウハウが少ないのが現状です。

“MXVR”は海外販売を中心の実績で開発をしているので、
海外の電力事情に対してのノウハウが多く有ります。


技術的な違い

本体主要部分は他国の製品は本体自体で電気のロスが発生してしまう為、
電圧を安定させられたとしても、無駄な電力ロスが発生してしまいます。

非常に高品質と言われる日本製他社との違いは、
基本的に受電設備は3つある各相に電気が流れるのですが、
入ってくる電圧をまとめて一つの固まりとして制御します。

3つの相のバランスが良い事が前提に制御をしますので、
日本の様に安定した環境でしたら問題ないのですが、
電気の環境が良くない地域ですと、問題が起こる方式です。

それに比べて“MXVR”は3つ有る相を一つずつバランス良く制御しますので
安定的な地域はもちろん、不安定な地域でも安定した電圧供給を行う事を可能にしています。
どのような環境でも高次元での安定制御を可能にしております。

さらに他社は前項で述べたような特徴から、
海外では主要となる大型受電設備の制御が非常に苦手となります。

上記も様な制御を行う事によってMXVRは、
精密機器などに影響を及ぼす高調波をカットすることも出来ます。
病院、工場、ハイテクオフィスなどで非常に高い評価を得ています。